土井善晴さんの ”一汁一菜でよいという提案” は目からウロコです。
伝統的な和食の献立は日本人の体質に合うから一汁一菜でも健康は保てるのです。
戦後、食生活が欧米化したのはとても ”もったいないこと!”
健康な体を維持するために美味しく食べることは大事!
ですが毎日献立に悩むのはちょっと違うと思いませんか?
家庭の献立はパターン化していいのです。
まっとうな食材を普通に調理し必要な量だけ食べていれば美味しいはずです。
一 汁 一菜に味噌汁とタンパク質のおかずと葉物を加えれば健康的な栄養バランスになります。
また、ヤフーニュースに、「お弁当はワンパターンでいい」卵焼き器ひとつですべてを作る“時短”の方法、というのを見ても納得です。
外国暮らしをした人はたいて言います、お昼ごはんってちょっとエネルギーを補う程度なんですね。
朝ごはんと夕ご飯は定食のように決まった献立でいいと思うんです。
一 汁 一菜は太るのでは?と思われるかも知れませんが栄養バランスが整った献立は太りません。
おかずの一品は、厚揚げ、肉、魚、天ぷらなどボリュームがあるものがいいですね。
おかずにボリュームがない時は、具沢山味噌汁にしましょう!
ごはん、みそ汁、おかず一品に常備菜を好みに応じて、これだけでも結構変化は出せます。
献立よりも食材が真っ当か?にこだわった方がいいと思います。
常備菜は納豆、豆腐、梅干し、らっきょう、糠漬け、佃煮など。
土井善晴さんの本から学ぶ。家庭の和食を見直す
日本人の伝統食を基本に考える、土井善晴さんの食に対する考え方は健康に生きる基本が学べます。
和食を見直すきっかけに土井善晴さんの一汁一菜はおすすめです。
食べ物は栄養バランスと量が適正なら健康に生きられるわけではありません。
風土に合い体質に合うことが基本なのです!
戦後いきなり、小麦のパン食、牛乳や乳製品、肉や肉の加工品が多くなったのは害以外の何物でもありません。
健康は栄養バランスだけで考えるの無意味です。
体そのものが、欧米人とアジア人では違うし、日本人の特質もありますし、風土もあるのですから!
後進国だから真っ当な食材もあるし、先進国だから真っ当な食材もあるし、その逆もあります。
日本も戦後の後も当分は分搗き米、はだか麦と分搗き米の米の混合、が普通でした。
その頃は真っ白い白米は良いご飯だと思っていたのは知識がなかったからです。
わたしの子供時代は、基本は分搗き米とはだか麦を半々。
または、分搗き米とキビと半々、分搗き米とサツマイモやジャガイモと半々などでした。
分搗き米の理由は家庭に備え付けの石臼で玄米を搗いていたからです。
そしてわたしはキビやサツマイモを混ぜたご飯が好きでした。
今はキビはお米より高いですが昔は安かったのです。
土井善晴さんの【一汁一菜でよいという提案】
土井善晴さんの”一汁一菜でよいという提案”この本を読んだとき、気が楽になりました。
土井善晴さんの ”具沢山のお味噌汁さえあればええんよ” は明言ですね?
一 汁 一菜に漬物を足す、納豆を足す、玉子焼きを足す、これだけでも変化しますね?
一汁一菜でよいという提案 (新潮文庫) [ 土井 善晴 ]
また、”家庭料理はおいしくなくてもいい”にもびっくり。
「えっ?おいしいもの食べたいけど…」
と思うと同時にほっとしたのをおぼえています。
”家庭料理はおいしくなくてもいい”といわれても普通につくれば、お腹がすいて適量食べればおいしいはず。
大切なことは献立をカフェ風にしなくてもいいということですよね?
小手先のうま味や見た目ではなく、飯椀やお椀のセンスにこだわりたいです。
それよりもお味噌汁の正しい作り方も知らず、お味噌の選び方も知らないことがもったいないと思いませんか?
一 汁 一菜で洋食風にしたい時は、ラタトゥイユやシチューがおすすめ!
土井善晴の素材のレシピ [ 土井善晴 ]
家庭では素材から料理すれば品数少なくても体にいいです。
素材から作る方が新鮮だし調理段階での添加物が増えません。
蒸す、茹でる、などのシンプルな方が体にもいいのです。
業務用スーパーでうま味を凝らした調理された冷凍食品から選ぶよりも、料理とはもっとシンプルでいい。
けれど”基本のき”は大事でココが抜けていることが多いと思います。
素材は地産地消で新鮮な方がいいし、洗って切って薬品で鮮度を持たせて袋につめて売っているのは不自然。
というようなことは気にかけたいと思いませんか?
土井義晴の味つけはせんでええんです
複雑な旨味よりも素直なスッキリ味が大事
『もうこれ以上は邪魔になることですから、おいしいを忘れていただきたいのです。』は、本質で名言!
本物は一口でおいしい!ではなく、飽きなくてしみじみおいしいもの。
家庭の献立のメリハリ【おでん、五目ずし、カレー】
週に1~2回くらいは別メニューでメリハリも楽しいですよね?
鍋物やおでん、お寿司は特別メニューにする
週に1、2回は違うメニューで特別感を演出すると楽しい♪
基本の定食に週一程度、別メニューで変化をつけるのも気分転換になると思います。
ちらしずしの日、カレーの日、焼き肉の日など。
ひなまつりや誕生日には巻きずしやいなりずしとか。
たまには、外食でイタリアンを食べるとか中華料理を食べるとか。
スーパーで買う海苔巻きの味が普通だと思っているのはもったいないです。
カップ麺を常食するのはさけてたまーに食べる程度にしたいですね?
カップ麺は、劣化した糖質とうま味だけで、生命力もなく添加物だらけで塩分過多、たまにはおいしいですけどね?
献立に悩む前に基本の食材選びに悩みましょう!
日本人だから日本の風土に合ったその土地にできるものを主に食べるのが健康維持の大原則です。
いわゆる地産地消のスタイルが自然に敵っているのですね。
主食は米、それも玄米か分搗き米がおすすめ。
消化のしやすさや栄養バランスを考えれば万人向きなのが5分搗きです。
精米機によっては3分搗き指定で仕上がりは5分搗き、5分搗き指定で7分搗きになるんですね。
なのではじめは5kg程度で試してから、ここからお米を買うのは3分搗き指定でいい、とか決めるといいですよ。
玄米の栄養を削って真ん中の糖質だけにした白米で食べるのはあまりにもったいないです。
玄米や分搗き米にすれば主食だけでも栄養バランスが整うし、繊維質も多いので血糖値もゆっくり上がりゆっくり下がるのです。
味も濃く栄養バランスいいので自然に薄味でおかずも少なくても済みます。
献立のパターン化で楽になる!主食と調味料は本物で!
献立の決め方は好みもふまえ健康維持できる方法を選べばいいと思います。
私の場合はほぼベジタリアンなので”肉を食べないとタンパク質が足りないのでは?”とかは考えません。
好きな食べ物でタンパク質が取れる方法を探します。
結果、納豆、蒸しただけの国産の大豆缶(生協)、ひよこ豆、お揚げ、高野豆腐などでタンパク質は摂っています。
玉子や小魚も時々食べています。
それでずっと健康に生きられていますし食事はおいしいです。
ですが、野菜>魚介類>肉の順に人の健康にはいいことはわかっているので肉を毎日食べたい人は修正された方がいいですね。
環境保護の意味でもベジタリアンの方が地球環境を汚さないのです。
献立はワンパターンでもいいし、何通りかをパターン化すれば楽です。
定食ご飯にも注意すべきポイントはあります。
精製した穀物、白砂糖は、精製塩はもっとも体に悪い三悪の食品だといわれます。
栄養バランスもよく健康な体になるためには質の良さにこだわるべきです。
一 汁 一菜でも糖尿病は防げます。
主食を玄米や分搗き米にすると食べる量も減り、よく噛むし、血糖値はゆっくり上下するので糖尿病対策にもなります。
- ごはんは玄米や分搗き米、雑穀米にする
- 味噌、醤油、塩は無添加で本物にする
- 出汁は昆布や鰹節でとる
基本にこだわればシンプルでもおいしいです。
出汁は自分でとらない場合はきちんと作られた出汁パックを買うのがおすすめ。
よい調味料は一度決めればリピートするだけなので面倒ではありません。
無添加であるだけでなく、原料の質や天然醸造、自然な作り方にこだわるべきです。
食生活が間違っているから現代人は不調な人が多すぎる!
九州・博多で料理塾を主宰する94才の桧山タミさんは、50歳過ぎたら腹6分がいいとおっしゃいます。
ということは食べ過ぎている人がほとんどですね?
わたしは午前中は果物かジュース、昼はかんたん、夕方は一汁一菜でお菓子をたまに食べます。
普通の人より少食ですがそれでも腹8分くらいですから食べ過ぎですね。
たいてい現代人は量を食べ過ぎ、インスタント食品を食べ過ぎ、お菓子や砂糖を摂り過ぎ、塩分過多が普通です。
なので解毒ができていないため不調が多すぎています。
たまに病院に行くと、人がいっぱいでこんなにみんな病気なの?とびっくりします。
野生の生き物は病院に行きませんが襲われないかぎり最後まで元気に生きています。
自然にすれば人もたいてい病院には行かなくても暮らせるのでは?と思います。
まず食べ方を見直し適度に体を動かす生活にすれば今より健康になるはずですよね?